平成30年前期言語学習センターCRLAプロジェクト発表会を実施
平成30年7月20日(金)16時30分から18時に学生会館SAKURAUM6階スカイホールBにて言語学習センター(LLC)のCRLAプロジェクト発表会を開催しました。教職員含め101人(教職員12人と学生89人)の参加者がありました。
この発表会は、2002年に米国College Reading and Learning Association (CRLA)によって認可された国際チューター育成プログラムの一環で、各チューターは独自の才能を活かした10時間以内のプロジェクト達成が義務付けられています。発表会はその報告として毎学期末に開催されており、司会進行も含めてすべて英語で発表されます。また、留学生は日本語習得の成果として日本語で発表します。
今回は、前学期から始まった各プロジェクト(ワークショップ)のパネル展示も行い、開始前の10分間は受付とパネル展示を行いました。それぞれのワークショップの色を上手く表現したパネルもあり、参加者は興味深く目を通していました。
プログラム開始の歓迎のあいさつの後、リーダーがLLCの概要と今学期のLLC活動報告をしました。LLC運営に重要な業務となっているチューター担当業務(統計、広報、教材、PR、環境の5つの担当)紹介と結果が報告され、LLCが学生主体で運営されていることを発表しました。さらに、新企画のチューター自作によるオンライン予約システムのトライアルなど、この半期間でさらに進化したLLCの取り組みを紹介しました。
プロジェクトは、前学期作成したチューター担当業務(セクションワーク)マニュアル英語版を日英のバイリンガル版に必要な改定も加え、完成させました。南米留学生による南米言語および文化を紹介したワークショップでは3回の実施で学外者も含め、約150人の参加者を記録したこと、中国語ワークショップでは中華系マレーシア留学生による「起承転結」をテーマに4つのセッションを行い、高い評価を得たことが報告されました。英語力向上を目的としたワークショップでは英会話サークルであるInternational Global Communication Circle (IGCC)とコラボし、参加者から好評だったことが報告されました。学長裁量経費プロジェクトの一環として実施された英語基礎力向上を目指したワークショップは、通常の倍のセッションを実施し、多くの参加者から高い評価があったことが報告されました。また、今年度からスタートした日本語専属チューターより留学生サポート活動としてのワークショップや日本語チューターの必要性に関して利用者統計データを基に報告しました。各発表の質疑応答では、教員も学生も積極的に質問し、コメント欄にもいくつかの質問が記されており、関心の高さを実感しました。
毎学期、皆様の協力のもと、その時々の違った色を進化させているLLCを感じます。お忙しい中、ご参加くださった教員の皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
報告:言語学習センター担当 笠村淳子(リベラルアーツ機構 准教授)
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展示したパネル(一部) | 発表の様子 |
学生からの質問 | 展示物を観る学生 |
全体集合写真