沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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【体育会新聞部記事】白熱した試合!沖縄トップを狙えバスケットボール部!

掲載日:2018年7月6日お知らせ , スポーツ健康学科 , 受験生向け , 在学生向け , 教育・研究活動レポート

第21回沖縄県大学バスケットボール選手権大会 (6月17日 名桜大学 北部生涯学習センター体育館)

 沖縄地区で平成30年度の大学選手権大会が行われた。2日間の予定であったが台風の影響により、1日開催のトーナメント形式の大会へと変更となった。今大会は第94回天皇杯・第85回皇后杯全日本バスケットボール選手権の予選も兼ねている。男子は5チーム、女子は4チームが参加し、それぞれ2チームが沖縄県代表決定戦ラウンドへと進むことができる。

男子バスケットボール部
 激しい点の取り合いをみせた初戦の相手は沖縄国際大学。序盤から押し込まれる展開が何度も見られ、シュートやパスなどのミスが続きディフェンスをする時間が多かった。本来の調子を発揮することができず10点のビハインドで第1クォーターを終えた。続く第2、3クォーターでは、守備面に関しての指示が多く聞こえ得意の速攻の形をつくることができた。8分32秒で東江立揮(ス2)のシュートで一度は逆転するも、自分たちのミスからファウルに繋がり再びリードされてしまう。最後の第4クォーターでは大きな活躍を見せた向井友主将(ス4)。「あのような場面でボールを託されるのは自分なので、責任をもって打った」(向井)と述べ、6分40秒に3ポイントシュートで同点へと繋げる。しかし、その後ファウルから失点してしまう。「最初から出鼻をくじかれ、それが響いた」(比嘉太 学群3)。第1クォーターでの失点が大きく響き、あと一歩のところで得点が奪えず惜敗した。

 続く相手は琉球大学医学部。試合全体を通して安定した守備をすることができていた。「ボールがない所のカッティングを抑え、チームの目標である速攻をすることができた」(比嘉)。一試合目の反省をもとに、チーム全体が試合の出だしを意識した組織的なディフェンスから速攻の形で得点するシーンを多く見ることができた。第2クォーターでは、東江の鋭いドリブルが相手選手を翻弄し、チャンスを作る場面が多かった。ゴール下でのリバウンドも制することができ、得点に絡むプレーが多く見られた。終盤は、メンバーを入れ替えながら様々な組み合わせを試し、終始リードを保ちながら試合を進めることができ勝利することができた。試合後に向井主将は、「目標にしている九州リーグは、サイズがあり大きな選手を相手にするので、スピードで勝てるように練習を頑張っていきたい」と述べた。これまで12回優勝している大会であったため、次回の巻き返しに期待したい。

<名桜大学81-82沖縄国際大学>
81 {20-30、21-15、19-18、21-19} 82
<名桜大学90-50琉球大学(医学部)>
90 {25-11、15-12、26-15、24-12} 50


スリーポイントシュートを狙う向井友主将(ス4)

鋭いドリブルをする東江立輝(ス2)

集中して狙いを定める比嘉太(学群3)

男子バスケットボール部

女子バスケットボール部
 初戦の相手は、琉球大学医学部。序盤から梅田裕華(ス1)の高さを活かしたプレーが目立ち、空中戦を制することで大きくリードすることができた。第2クォーターでは、仲村佳奈子(ス4)のディフェンスが確実に相手の攻撃にプレッシャ―を与えていた。その流れでマイボールにして速攻を仕掛けるというチームの特色が上手くかみ合っていた。仲村は、「今できることをやろうと思った」と述べ、その気迫がプレーに出ておりチームの守備が安定していた。続く第3、4クォーターと終始自分たちのペースでプレーすることができた。大差で勝利し、チームに勢いがついた。

 初戦を勝利で飾れた名桜大学は沖縄国際大学と決勝戦を行った。第1クォーターでは、相手選手の技術力の高さに圧倒され、ドリブルからの失点が続きリードを許してしまう。第2クォーターでは、守備の改善がみられた。リバウンドからマイボールにする機会が増え徐々に自分たちのペースを掴んでいった。9分30秒に圖師明歩(ス3)がフリースローを決め、同点にしたところで試合を折り返した。流れに乗り一度はリードしたものの、第3クォーター開始5分の時点で48-48と追い付かれる。その後、ファウルからフリースローを与え、一点差のリードをとられる。しかし、6分34秒に金城美紀(ス2)のシュートがネットを揺らし再びリードする展開となった。金城の、「責任があると思い、絶対に決める気持ちで打った」と強い気持ちが得点へと繋げた。続く首藤美友主将(ス4)のスリーポイントシュートが決まり流れを一気に名桜大学へと傾かせた。第4クォーターでは、リードを保つことができ見事優勝し、全勝での4連覇を達成した。試合後、首藤主将は、「10.11月の九州リーグに向けて、チームの強みである元気の良さをだして目標達成できるように頑張りたい」と次回の大会に向けて意気込みを語った。

<名桜大学108-46琉球大学(医学部)>
104 {34-20、31-10、22-9、21-7} 46
<名桜大学82-66沖縄国際大学>
82 {25-29、17-13、20-11、20-13} 66

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ディフェンスに貢献した仲村佳奈子(ス4)
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ドリブルでボールをキープする金城美紀(ス2)
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レイアップシュートを決める首藤美友主将(ス4)
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女子バスケットボール部

 男女ともに展開が読めず、とても内容の濃いゲームであった。名桜大学の特色である「速攻」の形が強みとして現れており、素早い展開から得点するシーンが多かった。しかしながら、序盤から手堅い守備をすることが課題としてあげられるだろう。次の目標としている九州リーグでは、ハイレベルな戦いが予想される。今回の反省を活かしてレベルの高いチームづくりへと日々の練習に励んでほしい。

名桜大学体育会新聞部 スポーツ健康学科3年次 原田乃護

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