平成30年度 1年次教育プログラム
人間健康学部 看護学科
平成30年度入学の看護学科第12期生は、82人(男子19人、女子63人)で3年生の編入生は5人です。新1年生 82人中、県外出身者は21人で、県内出身者61人です。平成30年4月3日(火)から9日(月)に看護学科の新入生ガイダンスが行なわれました。ガイダンスの内容は、看護学科教員紹介、ガイダンスにあたっての心構え、看護学科棟案内、履修ガイダンス、ポートフォリオ、カードメソッド、ゼミ活動・ボランティア活動・クラス活動および教育研修の説明等です。この中で、カードメソッド、ゼミ活動・クラス活動についての教育研修の説明は、2年生が中心となり、初めてのことに戸惑う新入生に対して、大変きめ細やかに実施されました。新入生は5日間のガイダンスを通じて、大学で学ぶということや参画型看護教育について理解を深めました。
平成30年4月14日(土)に「参画型看護教育を知り、縦と横の繋がりを大切にし、仲良くなる一歩を踏み出そう」をテーマに、新入生教育研修が行なわれました。午前中に北部生涯学習推進センター実習演習ホールにおいて工夫を凝らした楽しいレクリエーションが行なわれ、昼食はゼミ毎にバーベキューを楽しみながら、1年生同士や先輩、教員とふれあい、交流を深めました。午後には、ゼミ毎に2年生のファシリテーターの元、ポートフォリオを使って自己紹介をし、カードメソッドを用いてグループワークを行ないました。グループワークでは、「4年間で自分を成長させるためにはどうするべきか」「自分の意見を伝えるために必要なことは何か」「大学生活を有意義に過ごすためにはどうするべきか」をテーマに、自分の意見や考えを述べ、ゼミメンバーとディスカッションし、模造紙にまとめ、発表を行ないました。各ゼミそれぞれ意義深い内容でした。この新入生教育研修は、2年生が旧クラス担任らと共に昨年の10月頃より企画し、試行錯誤を繰り返しながら準備をしてきたものです。ガイダンス、教育研修とも参加してくれた2年生全員の活躍は大変素晴らしく、目覚しい成長が伺えました。研修会の初めの頃は緊張していた新入生の表情も、会が終盤に近づくにつれて穏やかとなり、これから始まる大学生活を楽しみにしている様子が伺え、楽しみつつ親睦を深めながらも学びの多い研修会となりました。ご協力いただいた教職員の皆様に感謝を申し上げます。
総評:1年生担当主任 野崎希元(人間健康学部看護学科助教授)
注目の発言力で司会を務めた2年生
ジェスチャーゲームで楽しく交流
BBQで絆を深める新入生
新入生歓迎の計画を練る2年生
カードメソットで親睦を深める新入生
新入生の声
課外活動にも目を向けて
國吉 奏音さん(沖縄県立普天間高校出身)
研修ではどのようなプログラムをするのか不安でしたが、誰でもできるレクリエーションで安心しました。この機会でクラスメイトの顔や名前を覚えることができたので良かったです。今回の研修で、友達をたくさん作ることができました。先輩後輩、指導教員の距離も近いと感じたので、これから始まる授業がとても楽しみです。
大学生活では看護の専門授業が一番楽しみですが、授業以外の課外活動にも真剣に取り組みたいです。高校ではハンドボール部に所属していたので、大学でもハンドボールを続けたいと思っています。また、ボランティア活動でも学べることが多く、とても興味深いと感じたので積極的に参加していきたいです。
2年生の声
「『楽しい』という思いを伝えたい」
谷田部 仁美さん(看護学科2年生、茨城県立下妻第一高校出身)
私は、去年新入生として看護学科1年生研修プログラムに参加し、その時に感じた「楽しい」という思いを新入生に伝えたいと思い、今度は企画する立場で参加しました。毎年恒例となっている研修プログラムの準備は、看護学科2年生の有志が集まり、春休みを含め半年ほどかけて行いました。たくさんの申請書の提出や企画書の作成・修正がとても大変でした。
1年生の時は、「縦のつながり」がとても強いと言われ、難しそう、大変そうなどと思っていましたが、今回企画をする際に先輩や先生からアドバイスをもらい、「縦のつながり」があったからこそ無事に当日を迎えることができたと実感しました。
当日は、新入生と2年生だけでなく、先生方も一緒に盛り上がり、縦と横のつながりも深まり、企画をやって本当によかったと思いました。