結成2年目を迎えた保健室ぴあ(以下MSI)は、国際学群3人、スポーツ健康学科4人、看護学科4人の11人で、それぞれの学部・学科での学びを活かし、学内外で心身の健康や食育に関する啓発活動を行っています。
今回は、平成30(2018)年1月23日(火)に、旧暦の12月8日に行われる沖縄の代表的な伝統行事「ムーチーづくり」体験を行いました。沖縄の食文化を学び体験し、健康祈願を行うことを目的に、MSIメンバーの友人や保健センターを訪れた学生などに声を掛け、28人の学生が体験会に参加しました。
月桃の葉を洗い、5種類(黒糖・タイモ・かぼちゃ・紅芋・フーチバー)の餅粉をこね、月桃の葉に包み、シンメーナビ(アルミ鍋)とガス窯を使って蒸し上げました。最後にムーチーを参加者全員で頂きながら健康祈願を行い、蒸した汁は魔除けとして保健センター入り口にまき、ムーチー作り体験と健康祈願を終えました。参加者からは、「みんなで作ると楽しくて美味しい!」と喜びの声が聞かれました。しかし、今回は一部の学生への情報提供となり参加者が少なかったため、学内でMSI活動のPRを強化することが課題として上がりました。
今後とも保健センターでは、MSIと共に健康指導や食育を通し沖縄の文化や習慣を、多くの学生に広め、健康に対する知識と体づくりに取り組んできたいと思います。
報告:具志堅 時乃 (保健センター看護師)
【ムーチー作りを体験して】
私は、ムーチー作るのも食べるのも初めてで、色々な味があること、また香り付けや雑菌効果目的に月桃の葉で包むことを知り、驚きました。MSIでは、事前に鬼餅の由来や沖縄の年中行事についても調べました。人々の生活の中に、食事や行事を通して健康を願う習慣を知り、先人の知恵や子や孫を思う気持ちを感じることができました。これからもさらに沖縄の伝統や文化に触れ、学んでいきたいと思います。
越間 はるひ (スポーツ健康学科3年次、鹿児島県立大島高校出身)
楽しくムーチーづくりを行う参加者 | 皆で作ったムーチー |