平成29年10月7日(土)、第23回伊平屋ムーンライトマラソンに救護ボランティアとして参加しました。伊平屋ムーンライトマラソンは、「星の声援、月の伴奏」のキャッチフレーズのとおり、月光が海と島を幻想的に照らすなか、海岸線を走るナイトマラソンです。今年は、フルマラソンとハーフマラソンに計760人が参加し、まん丸の見事な月が輝く中、島の皆さんのあたたかな声援に後押しのおかげもあり88.8%の完走がありました。また、北海道奥尻町に「月光がつなぐ絆」としてのれん分けされ、両町の地域振興に欠かせない事業となっています。
本大会の救護ボランティアは、看護職免許が必要なため、毎回、看護学科教員と本学科卒業生を中心に編成しており、今回で7回目の参加です。コーディネーター担当としては6回目ですが、いつも卒業生の病院勤務の調整にはヒヤヒヤします。今回は、卒業研究論文提出の迫る時期にもかかわらず4年次の編入学生が参加してくれました。また卒業生などのメンバーが同僚や関係者に声をかけてくれて、例年同様に10人のチーム編成が出来ました。参加していただきましたメンバーの皆さんには感謝でいっぱいです。
救護班は、島内診療所医師及び看護師、歯科医師、島内施設等の全看護職、役場保健師と職員はもちろんのこと、島外は私達の他に、医師や北部地区消防士、マッサージ師、時には通訳等多くの関係者が協働して、一つの大きなチームとして動きます。主な役割は、ランナーが走っている時間帯での救護ですが、実は、伊平屋のおいしい料理と催しを楽しみながら、達成感と開放感で大いに盛り上がる後夜祭にも神経を使っています。今年も月の女神様に守られて、事件事故なく安全なマラソン大会として終了することができました。
コーディネーターとしての私の密かな野望は、本学科卒業生と編入学生で救護ボランティア編成をすることです。北部地域の皆さんに支えられている名桜大学看護学科の一員として、微力ながら地域貢献のつもりで続けていきたいと考えています。走ることや離島に興味のある看護職の方々、是非、一緒に伊平屋ムーンライトマラソンを盛り上げましょう!
報告:比嘉 憲枝(人間健康学部看護学科 上級准教授)
無事に終え、ほっとする救護班 | 一つのチームとして |