今年度、介護等体験に参加した学生35人(国際学群15人、スポーツ健康学科17人、科目等履修生3人)による報告会を、平成30年1月19日(金)、学生会館のスカイホールにて実施しました。会場には教職を目指す2年次学生も51人参加し、総勢100人近くが参加する盛大な報告会となりました。
介護等体験は「介護等体験特例法」(1998年施行)により、義務教育の教員免許状を取得する者に参加が義務づけられています。本学では特別支援学校で2日間、社会福祉施設で5日間の体験をすることとしており、中学校の英語教諭および保健体育教諭の免許取得を目指す学生が参加しました。
報告会では主に5日間、社会福祉施設(高齢者施設、障害児・者施設、児童施設など)で体験したことについて、12人程度を1グループとして3つのセッションに分けポスター形式で報告が行われました。
同日、配布された『介護等体験報告書』に綴られているように、学生は体験を通して、社会は多様な人たちによって成り立っていること、一人ひとりの利用者と真剣に向き合うことによって得るものがあること、社会福祉施設での体験は学校現場での教員としての実践にもつながるものであること、などを感じ取っていました。
介護等体験に参加した学生にとっては、改めて体験を振り返り、今後の進路を展望する機会になったのではないでしょうか。一方、今後、介護等体験に参加することを検討している学生にとっては、体験のイメージが明確なものとなり、この活動の意義を考えるきっかけになったことでしょう。この報告会が、あらゆる面で教師を目指す学生の成長につながることを願っています。
報告:田原亮二(教員養成支援センター 副センター長)
板山勝樹教員養成支援センター長(左)による総括 | ポスター形式での発表 |