平成29年12月16日(土)から17日(日)、名護市学習支援教室ぴゅあ学習旅行(以下、「学習旅行」)を実施しました。今年で5度目となる学習旅行は、沖縄の歴史と文化を学び、大学生と中学生との交流を目的として毎年開催されているものです。今年度は中学生15人、大学生10人、教職員2人の合計27人で実施しました。
今回は、初の離島(伊江島)での学習旅行でした。自転車で島内を移動し、石碑や壕を訪れる平和学習も旅程に加えました。当日は天候に恵まれなかったものの、全日程を無事終えることができました。特に室内でのレク大会は子どもたちからの評価も高く、チームゲームを通して協力し合う姿が見られました。
学習旅行を通して、中学生と学生との繋がりだけでなく中学生相互の交流も深まり、有意義な旅となりました。普段の学習からは見ることのできない、学習旅行ならではの収穫を得ることができたと感じています。次年度の学生にもぜひ引き継ぎ、大学生も中学生も学びを深めて欲しいです。
本行事を成功させることができましたのも、「公益財団法人金秀青少年育成助成金」、「コープおきなわボランティア団体援助金」をいただくことができたからです。ご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。
宮里 杏奈(語学教育専攻3年次、沖縄県立普天間高校出身)
参加した学生の声
伊江島タッチュー(城山)の岩山がシンボルの伊江島は、自然豊かでゆっくりとした時間が流れ、こころがほっこりとするような景色が広がっていました。また島民によって行われる畜産業、農業を直でみることで共存というものを感じられる素敵な島でした。そんな風景を見ながら中学生らとサイクリングを楽しみました。悪天候の中、長時間こいだ自転車、急な坂、どんな状況であっても好奇心溢れる元気な中学生の姿に大学生ながら圧倒されました。中学生と共に過ごした中で私自身も学ぶことが多く、満喫した学習旅行となりました。これからも、ボランティアを通して中学生と共に成長していけるような場所をつくっていきたいと思います。
本波 詩菜 (国際学群1年次、富山県立魚津高校出身)
私が、今回の学習旅行を通じて思ったことは、2つあります。一つ目は生徒との距離が縮まったことです。今までは、勉強を教えてることや家、学校での出来事を話すのが主な役割でしたが、この2日間では、食事、移動時間での会話やレクを通して、普段教える機会のなかった生徒とも話すことができ、距離が縮まったのではないかと思いました。
特にレクでは、生徒から見た私たちは一緒に楽しんでくれる兄姉のように感じられ、より楽しめたのではないかなと感じました。2つ目は引率の先生の大変さです。さまざまなトラブルが起きましたが、その都度、臨機応変に対応し、生徒が就寝するまで見回ることの大変さを知ることができました。この2日間で私はとても貴重な体験ができたと思います。
後藤 悠(国際学群1年次、岐阜県立吉城高校出身)
島内を自転車で巡る | 解散式の様子 |