「様々な視点からハワイ観光を考察」
知念 小春(観光産業専攻3年次、沖縄県立美里高校出身)
伊良皆ゼミは、2017年9月5日(火)から14日(木)の10日間、ハワイ観光の魅力を探ることを目的として調査旅行でハワイに出向きました。私達は、調査旅行に向けて、3年次の前期に沖縄本島での観光スポット調査を行いました。また、事前準備としてハワイの地理や地勢、自然、文化等について文献を活用して調べました。現地を訪れた際には、ハワイの実態を直接肌で感じることができました。
ハワイでは、徒歩でワイキキの観光スポット調査やダイヤモンドヘッドへの登山、ハナウマベイでのシュノーケリング等、見るだけでなく実際に体験する機会も多く、様々な視点から、ハワイ観光について考察することができました。また、ポリネシア・カルチャー・センターでは、ハワイを含むポリネシア各島の文化や歴史に触れ、ハワイをはじめ、関連する島々について理解を深めました。同センターのガイドやショーの出演者は、その多くが現地の大学生や留学生で構成されており、同じ学生として非常に感心しました。
世界でも有数の人気観光地であるハワイでの調査は非常に新鮮で、規模や観光発展の度合いの違いに驚きました。私は、ハワイで印象深い経験ができて本当に良かったと思います。今回の調査旅行で学んだことや体験したことを、沖縄観光の発展にどう活かせるか考え、将来に向け役立てていきたいと思います。
「多角的な視点を身につけて」
我那覇 綾音(観光産業専攻3年次、沖縄県立向陽高校出身)
今回の調査目的は、世界でも有数の観光デスティネーションであり、ビーチリゾートの先進地でもあるハワイの魅力を探るためです。事前準備として、沖縄本島北部・中部・南部における観光スポットを巡り、観光スポットに対する理解を深めました。その後、私達はハワイの地理や地勢、歴史、文化、社会等に関する基礎知識を身につけつつ、ハワイ州立大学マノア校のウエノ先生によるハワイ観光に関する講義を通して、ブランディングやゾーニング、ハワイ観光の変遷等について学びました。
現地では、ワイキキを中心にリゾートエリア踏査や観光スポット調査を行いました。両地での調査を通して、ハワイと沖縄は自然を主な観光資源としていること、観光産業が基幹産業であること、独自の文化を持つことなど類似点が多数存在していることが明らかになりました。しかしながら、各ホテルからのビーチアクセスや造園・植栽による景観への配慮、看板や建築物の統一感が異なること等も観察し、それら全てが観光デスティネーションを形成しており、開放感やリゾートの雰囲気を演出していることを学びました。
現地調査を通して、私はハワイ観光の魅力を探るのみならず、ハワイと沖縄の類似点や沖縄観光の改善点に気付くことができました。それらは、沖縄とは異なるデスティネーションを体験したからこそ得た気付きであり、今回の調査によって少なからず多角的な視点を身につけることができました。今回の経験を踏まえ、今後の研究に生かせるよう努めていきたいです。
オアフ島観光スポット調査にて | モアナルアガーデンにて |
ダイヤモンドヘッド公園入口にて | ダイヤモンドヘッド頂上にて |
リゾートエリア視察の様子 |