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助産学専攻科開設記念講演「フリースタイル出産〜その支援〜」を開催しました

掲載日:2017年7月7日お知らせ , 教育・研究活動レポート , 看護学科

 平成29年6月24日(土)、総合研究所会議室にて本学助産学専攻科の開設記念として中根直子氏を講師として迎え、「フリースタイル出産~その支援~」をテーマに講演をしていただきました。今回の講演は出産体位を自由に選択できることの効果を知り、その介助法を習得することをねらいとしたため、定員を30人に設定していましたが、本学の助産学生をはじめ、臨床助産師や他大学の助産学生や教員など定員を大幅に超える参加がありました。(参加者詳細:助産学専攻科学生6人、他大学学生12人(琉球大学医学部保健学科5人、沖縄県立看護大学7人)、一般参加者(助産師や教員など)21人の計39人が受講。)
 フリースタイル出産は、産婦の苦痛を軽減し出産満足を高めるとされていますが、沖縄県内の産科施設で導入している施設はまだ多くありません。中根氏は、仰臥位や膝手位など6種類の分娩体位について、科学的根拠を分かりやすく解説してくださいました。演習では、膝手位と側臥位の分娩介助を6つのグループに分かれて実施しました。中根先生のデモンストレーションのあと、2人のアシスタントも各グループに入って質問を受けてくれたので、細かな手つきなど繰り返し練習でき、活気ある演習が展開されました。
 終了後のアンケートでは8割以上の参加者が「非常に満足した」と回答しており、演習を通して技術の習得ができたことで、臨床の助産師からは「出産の場面で実践してみたい」との声が聞かれ、他大学の助産師学生からは、「普段は仰臥位分娩の介助しか学ぶ機会がなかったので、よい経験になった」「学校ではやらないことが学べて良かった」という感想がありました。また、今後の研修企画として臨床の助産師から「骨盤ケア」望む意見がありました。次年度は「骨盤ケア」を企画し、地域や実習施設の助産師のニーズに合わせて、新たな助産ケアを発信していきたいと思います。 
総評:小柳 弘恵(助産学専攻科 助教)

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