平成29年5月中旬、看護学科健康相談活動グループ「チームガッキー」の学生6人と教員3人で、渡嘉敷島で1泊2日の研修合宿を行いました。この研修は、①学生の基礎体力づくりができる、②学年間の交流ができる、③離島に暮らす人々と交流ができる、を目的に、2時間程度の島内散策オリエンテーリング、健康相談用の手帳づくりを中心に実施しました。初日の天候は快晴で絶好のオリエンテーリング日和で、学生にひと集落の7つのポイントの写真をたよりにめぐってもらいました。初日のアクティビティ終了後は、国立沖縄青少年交流の家で宿泊しました。2日目の天候は雨のため、敷地内の研修施設で健康相談用の手帳づくりを行いました。学生が中心になり、研修合宿らしく白板を使いながら、手帳に何の項目があればよいかを討議しながら案を作成しました。短時間でのアクティビティでしたが、学生のアイディアが凝縮した良いものができました。午後発の船で那覇に戻り、無事研修合宿を終了しました。
研修合宿終了後の学生との振り返りでは、「島民との交流のために健康相談ができればよかった」、「健康相談はできなくても、何か行事やイベントがあればそれに参加してはどうか」と今回、目的にあげた島民との交流が調整できず、課題としてあがりました。しかし、「下級生、上級生、教員と密に関われ、学年間の交流はできた」「たくさん歩いて体力づくりができた」との声はあり、他2つの目的は達成されました。4月か5月の初めあたり、もしくは年度末のような機会に全学年が参加できるようにすればより交流が深まるのではと、時期の検討も課題としてあがりました。学年間の交流が以前よりも少なくなってきている現状から、今回のような取り組みを今後も計画していきたいと思っています。
報告:吉岡 萌(看護学科 助手)