沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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第1回名桜杯中国語コンテストが開催されました!

掲載日:2017年7月31日お知らせ , 教育・研究活動レポート

 平成29年7月19日(水)、名桜大学サクラウム6階スカイホールにて、第1回名桜杯中国語コンテストが開催されました。今年は暗唱部門のみでの開催でしたが、学生12人、一般の方8人、計20人と、たくさんの方々に参加していただきました。
 参加者の皆様は約2カ月間、事前に用意した暗唱課題文を練習し、発表本番では発音やリズム、感情表現において、随所に日々の弛まぬ努力、勉強のあとがうかがえました。なかでも、優勝なさった新崎米子さん(市民の部)、西野剛生さん(学生の部)は、文章に対する理解、発音、アクセント、表情やジェスチャーなどにおいて、ほぼ完ぺきな出来で、全国大会に出場しても入賞できるほどの完成度でした。特に新崎さんは、頑張ればアナウンサーのようになれるほどの高いレベルでした。
 ほかの参加者も優勝者と大きな差はなく、特に一年生で今年4月から中国語を勉強しはじめて、わずか3か月の学習歴で入賞された人がいたことには、おどろかされました。次の機会には全員が優勝をねらえるほど、質の高い僅差のコンテストでした。
 声を出せば、気持ちが伝わります。言葉は文化と申します。言葉があれば、心が通じ、相手の国の考え方や文化も理解できます。発音の壁をやぶり、それをきっかけに言葉に対する興味をいだかれ、ますますのご研鑽をつまれることを期待いたします。今後、皆様にこの経験を地域貢献や就活などにも活かしてほしいと存じます。
 
 また、学生、教職員、中国語公開講座受講者の方々、一般市民の方々、コンテスト出場者合わせて70人以上のご来場いただき、学内外での中国語学習の勢いを実感できる素晴らしい大会となりました。審査の結果は次の通りです。
総評:リベラルアーツ機構 上級准教授 賀 南
学生の部
受賞項目 氏名
優勝 西野 剛生(国際学群2年次、福島県立福島東高校出身)
第2位 池原 愛麗(国際学群2年次、沖縄県立読谷高校出身)
第3位 黒木 さくら(国際学群2年次、福岡県立香椎高校出身)
工藤 恭平(国際学群2年次、沖縄県立読谷高校出身)
敢闘賞 井元 稜也(国際学群1年次、長崎県立松浦高校出身)
與那嶺 吉野(国際学群2年次、沖縄県立名護高校出身)

市民の部
受賞項目 氏名
優勝 新崎 米子(読谷村在住)
第2位 比嘉 舞未(名護市在住)
第3位 羽山 竹美(名護市在住)
特別賞 翁長 次則(名護市在住)
比嘉 江里子(名護市在住)

【受賞者の声 学生の部 優勝 】
 中国語コンテストに参加して優勝しました!こんなにすばらしい賞をいただけたのは、先生が毎週毎週忙しいところ 時間の合間を縫ってご指導してくださったからです。本当にありがとうございました。そして一番頑張っていたのは先生だということに気づき、とても尊敬しました。
 コンテストに出て、自分の中国語に自信を持てました。中国語は楽しいです。これからも、賞品でもらった辞書を使って勉強に励みます!来年、北京・天津の海外スタディーツアーに参加するので、その時までにはもっと上達します。
 また、賀先生がおっしゃった「言葉は文化」という言葉に感動しました。いつか自分の中国語が地域社会のために貢献できるようになりたいです。自分を成長させてくれる貴重な経験でした。このような機会をありがとうございました!
西野剛生 国際学群2年次
【受賞者の声 学生の部 第2位 】
 私は今年の4月から中国語を勉強し始めたので今回のコンテストまで約3ヶ月間の中国語の知識だけで参加しました。中国語コンテストに参加しようと思ったのは軽い気持ちでしたが、スピーチの練習を重ねるごとに自分の発音が上達していくことを実感し、中国語が少しずつ身近に感じるようになっていきました。また、中国語を話すことが楽しくなってきました。中国語の知識が少ない私にとっては、指導してくださった先生との個人指導の時間はとても充実した時間となりました。今回2位という賞をもらえたのも指導してくださった先生のおかげでとても感謝しております。
 スピーチコンテストでは一般の方の参加もあって、私たちと同じように中国語を学んでいる人がいることを知り、これから地域においても中国語がもっと話されるかもしれないと考えたらわくわくし、もっと話せるようになりたいと意欲が湧きました。今後はもっと中国語の勉強をがんばって、ペラペラ話せるようになりたいです。
池原愛麗 国際学群2年次
【受賞者の声 学生の部 第3位】
 私は第1回名桜杯中国語コンテストに参加して、様々な体験ができました。まず、コンテストの参加に備えて中国語の先生との練習を重ね、自らの中国語の発音や声調、表現力が向上したと思います。さらにこの中国語コンテストでは地域の方々と交流することもできました。普段、公開講座を受けている社会人の方と交流する機会はないのですが、今回のコンテストには社会人も参加しており、社会人の方々の学習に対する姿勢をみて、自らのモチベーションも上がったと思います。また、コンテストだけでなく、中国語サークルの方の歌や留学生、社会人による楽器演奏を聴いて、中国文化に興味をもつこともできました。今回の中国語コンテストを通して、中国語の発音、表現が向上しただけでなく社会人の学習者の意欲、また中国文化に触れることもでき、これからも中国語、中国文化について学んでいきたいと思いました。このコンテストに関わった皆さん、本当にありがとうございました。
工藤恭平 国際学群2年次
【受賞者の声 学生の部 敢闘賞】
 今回初めて中国語のスピーチコンテストに参加し、中国語の難しさを感じました。私は今年4月に大学生になってから中国語を始めたので、授業ではあまり長い文章を扱いません。そのため、暗唱課題文の題材はとても長く、発音も大変でした。特に、四声がとても難しいと感じました。しかし、どんどん練習していくうちに慣れてきて、コンテストの時は一番良いスピーチをできたと思います。私が受賞できたのは、指導してくださった先生や、一緒に練習してくれた友達のおかげです。またこのような素晴らしい機会を作ってくださったリベラルアーツ機構や関係の方々、本当にありがとうございました。今後、中国を訪れてみたいので、さらに学習を頑張りたいです。
井元稜也 国際学群1年次
【受賞者の声 市民の部 特別賞】
 中国語コンテストに参加して、とても緊張しました。人前で暗唱することの難しさを思い知りました。皆の顔を正視出来ず、ただただ脳裏に浮かぶ文字を暗唱することしか出来ませんでした。身振り、手振り、ジェスチャーをしながら、さらには、感情を込めて、人前で話すなどの余裕は全くありませんでした。
 しかし、自分の出番が終わり、時間の経過とともに晴れ晴れとした感情が出てくるのも感じました。また、学生さんの一生懸命な発表は本当に素晴らしく頼もしく思いました。学生の皆様がさらに中国語を学ばれて、国際社会で活躍されることを切に願っております。
 今回、名桜大学が、市民に中国語の学習の機会を与えくださったことにとても感謝しております。私たちも中国語を通して、さらなる交流が深まり、地域に貢献できたらと思います。
 「活到老、学到老!」(生きて行く限り学び続けよう!)
比嘉江里子 名護市在住
リベラルアーツ機構長木村堅一先生の開会のあいさつ 会場係を務める中国語文研究会の皆さん
「雷雨」を発表する西野剛生さん

「守株待兔」を発表する黒木さくらさん

「日月潭」を発表する剱持保夫さん(市民の部)

「雷雨」を発表する羽山竹美さん(市民の部)

大きく反応するフロア席 発表者による二胡演奏
池原愛麗さんに賞状が授与される 地域連携機構長大城凌子先生の閉会のあいさつ

... 参加者一同で記念撮影 ...

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