平成29年6月27日(火)、1年次対象の教職科目「教職概論A」「教職概論B」の講義で、特別授業を行いました。講師は、本学スポーツ健康学科卒業生の奥間翔さん(「グランフォルティス沖縄」主宰)でした。
奥間さんは、子どもの健全育成と地域づくりのために、仲間と共にサッカークラブを立ち上げ、スポーツイングリッシュ等にも取り組んでいます。講義では、「スポーツ史に残る深い傷跡」で円谷幸吉の話、「勝利至上主義はなぜ起こるのか」、「指導現場で暴力行為はなぜ起こるのか」、「体罰の問題点」、「桜宮高校の事例」、「スポーツとは何か?」等、「育成の哲学」をテーマに指導者の資質・能力とかかわる事例を豊富に提供した講義を行いました。受講生は熱心にノートをとり、グループディスカッションでは仲間と議論し合いました。
奥間さんは、指導者に必要な資質・能力としては、「育てること、勝つこと」であるし、「誰もが安全・安心にできること」「どれだけ成長させることができたか」であると伝えました。
報告:嘉納英明(国際学群国際文化専攻教授)
<受講生の声>
〇指導者のあり方についてたくさん考え直しました。心のどこかで「体罰はあってもいいかな」と思っていましたが、やっぱりダメなことだと思えました。指導のあり方を変えられる人を目指します。 (スポーツ健康学科1年次 女子学生)
〇すごく心に入ってきて、わかりやすく、納得する内容でした。子どもが指導者に求めていることと、指導者が子どもに求めていることとは違い、指導者が子どもに合わせることが大切だと感じた。 (国際学群1年次 女子学生)
ディスカッションの様子 | 熱く語る奥間さん |