沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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平成29年度 スポーツ健康学科1年次教育研修を開催

掲載日:2017年4月28日お知らせ , 学事報告

クライミングウォールへ挑戦

平成29年度にスポーツ健康学科へ入学した100人の新入生と1人の編入生の教育研修を4月15日(土)、東村のつつじエコパークで実施しました。101人は午前組と午後組の2グループに分かれ、PA(Project Adventure)プログラムによる研修を行いました。PAプログラムはグループでの課題解決をベースにした体験学習を屋外で行うものであり、この教育研修ではグループでの活動を通して、クラスのチームワークを醸成することを主な目的としています。

全員で協力して
解題解決ゲームをクリア!

この時期の沖縄は気温が30度近く上がることも珍しくないのですが、当日は暑すぎずることもなく、寒くもなく屋外での活動にうってつけの心地よい気候となりました。新入生は大学からバスで移動し、つつじエコパークに到着してからもしばらくの間は、お互いに様子を探っているような雰囲気が見て取れましたが、現地スタッフの方のリードによって、2人組からクラス全体まで、いくつかの課題解決ゲームを進めていくうちに心が解され、打ち解けていきました。その後、7、8人程度のグループを作り、ハイエレメントと呼ばれる高所での課題にチャレンジしていきました。ハイエレメントはクライミングウォールを制覇することにより達成感を得ることや、地上10mほどの場所で丸太渡りをすること、また丸太の上から飛び降りるなど恐怖心を克服することが特徴として挙げられますが、課題に挑戦する仲間をチームでサポートするところが最大の特徴と言えるでしょう。課題に挑戦する人は安全のため命綱を装着しますが、命綱は現地のスタッフだけでなく、グループの仲間も一緒に支え、さらに力尽きそうな仲間、足が竦んで動けない仲間に対して励ましの声をかけ、背中を後押しします。仲間の支えによって課題を乗り越えた学生の顔には、充実感、達成感、そして笑顔が満ち溢れていました。この研修によって植えられた種が、4年間の学生生活を通じてすくすくと成長し、大きな花を咲かせてくれることを期待しています。
1年次学年担当主任 田原 亮二(スポーツ健康学科、教授)
新入生(午前クラス)及び教員一同
新入生の声
一致団結!
 1年次教育研修は入学してはじめてのスポーツ健康学科の行事で、最初は不安でいっぱいでしたが、PA体験の中で、ワークショップで出された課題に対し、グループ全員で意見を出し合い、考え、解決したときには、嬉しさがこみ上げ、不安はまったくなくなりました。私の個人体験の最中、グループの仲間がアドバイスや励ましの声をかけてくれ、仲間の体験中には、気づいたら私自身も声を出して仲間を応援し、自然と一致団結していました。
 この体験を通して築いた「仲間と一緒に協力し合う」という意識を大切にして、大学4年間の学生生活を有意義な時間にしていきたい。
砂川 美奈さん(沖縄県立首里高校出身)
体験から教訓を!
 名桜大学に入学し、地元を離れ大きく変わった環境に緊張していましたが、スポーツ健康学科には気さくで親しみやすい友達が多く、研修では自然と笑顔が溢れていました。
PA体験はチームワークが必要な活動なので、みんなで考え工夫して取り組み、達成した時の気分は最高でした。
 将来は保健体育の教員を目指しています。そのためにも大学生活では、「体験しないとわからない、伝えられない」というモットーで勉学や部活動はもちろん、ボランティア活動にも励み、貴重な教訓を得られるように努力していきたい。
萬壽 洸樹さん(熊本県・九州学院高校出身)

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