平成28年12月10日(土)、北部生涯学習推進センターにて、「特別の教科 道徳」の教育講演会を開催しました(主催:名桜大学教員養成支援センター、おきなわ初等教育学習会、後援:名護市教育委員会)。講師は、道徳教育の研究者であり、中央教育審議会専門委員である貝塚茂樹先生(武蔵野大学)でした。板山勝樹(教員養成支援センター長)の会場校挨拶から始まり、90分間の講話と30分の質疑でした。
新しい「学習指導要領」から「特別の教科」となる道徳は、「考え、議論する」道徳科への質的転換になるという内容でした。道徳の特別教科化の目的は、「読み物道徳」から脱却し、問題解決型の学習や体験的な学習等を通じて、自分ならどのように行動・実践するかを考えさせ、自分とは異なる意見と向かい合い議論する中で、道徳的価値について多面的・多角的に学び、実践へと結びつき、習慣化していく指導へと転換するということでした。活発な質疑があり、学びの多い教育講演会でした。北部地区の学校関係者を中心に、58人の参加がありました。
報告:嘉納英明(国際学群教授 併任 学長補佐[北部地域教育担当])
貝塚先生による講義 |