平成28年12月27日(火)、小川寿美子教授(本学大学院国際文化研究科国際文化システム専攻人間健康科学教育研究領域)、上地正晃さん(同2年次、スポーツ健康学科1期卒業生)が山里勝己学長を表敬し、同年12月3日(土)、4日(日)に福岡県久留米シティプラザで行われた第31回日本国際保健医療学会学術大会において口演賞を受賞したことを報告しました。報告を受けた山里学長は「多くの発表者がいる中で、このような賞を本学院生が受賞できたことは大変素晴らしいことです。多様な場面で研究活動を通して今後の活躍を期待しています」と功績を称えました。
上地さんは、本学スポーツ健康学科を卒業後、青年海外協力隊の隊員としてザンビアに3年間着任、その後カナダへ語学留学した後、自身の出身である宮古島で英語教師として教鞭をとり、平成27年4月、本学大学院に入学しました。今回受賞した研究テーマは「結核予防における保健財政と人的資源:戦後沖縄のDOTSプログラムとユニバーサルヘルスカバレッジの視点からの考察」。そのきっかけを、「ザンビアでの活動時、現地の生徒が病気になってしまい、整った医療サービスを受けるには500kmも離れた病院へ行かなければなりませんでした。すぐに治療が受けられることができない状況を知り、この研究を行おうと決意しました」と回顧しました。また、「来年県費をいただけることになり、ベルギーに渡り1年間研究活動に従事する予定です。今まで以上に国際的な医療サービスについて理解を深めていきたいです」と意気込みました。
指導担当の小川教授は、「彼は国内だけではなく、海外でも多くの経験を積んでいます。彼の経験や知識以上に彼は情熱をもち、それを支えてくれている人たちのサポートに感謝しています。これからも自分の意志を貫いて、日々邁進してほしいです」とこれからの活躍に期待しました。
表彰状を両手に (左から山里学長、上地さん、小川教授) |
表彰状 |