本学の大学間競争力を高め、国際的な学び、とりわけ入学後の海外留学を前提として入学してくる学生のニーズに見合う体制を整備していくために、4月28日から30日、3日間の日程で、本学山里勝己学長をはじめ、国際学群菅野敦志上級准教授、筆者、キャリア支援課上原課長一行4人が台湾国立高雄大学黃肇瑞学長の招聘により、同大学を訪問しました。
29日の午前、国立高雄大学本部棟において、山里学長と黃学長は「名桜大学と台湾国立高雄大学間の協力協定書」と「名桜大学と台湾国立高雄大学間の学生交流協定書」に署名し、両大学間の姉妹関係が正式に結ばれました。2000年に開学した国立高雄大学は歴史的には本学よりも新しい大学ですが、グローバル化の競争の下で台湾経済、特に地方経済・産業や中小企業を支えるための人材育成を掲げており、本学の理念と共通する部分は多く、総合大学として台湾の国内でもその取り組みは高い評価を受けています。
30日の午前に行われた同大学開学16周年記念式典に山里学長は来賓を代表し、「両大学はグローバルな視野に立ちながらも、地域のために活躍できる人材の育成を目的としている共通の理念を持っています。両大学は共に新しい大学であるからこそ、今後のさらなる発展の可能性に満ちた大学です」と挨拶しました。
国立高雄大学は人文社会学部、法学部、経営学部、理学部、工学部の5学部を有しており、約9千人の学生が学んでいる中規模の大学です。英米文学、東アジア文学、経営、情報管理、スポーツ健康及びスポーツ競技などの分野において本学と交流が可能です。また、同大学生向けの正規科目の一部は完全に英語で授業をしているため、中国語と英語の能力向上を目指す学生にとっては非常に魅力的な交換留学先であることは間違いありません。
一行4人は短い滞在の合間に、本学台湾初の協定大学である大仁科技大学をも訪問し、王駿発学長と陳俊民国際交流センター長及び関係者と今後の両大学間の国際交流について意見を交換しました。
報告:国際交流センター課長 中山登偉
黃学長(左)と山里学長(右) |
協定締結式参加者 |