沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

最新情報

第15回JALT Pan SIG国際学会が名桜大学で開催されました

掲載日:2016年5月27日お知らせ , 教育・研究活動レポート

基調講演者のRod Ellis氏
第15回JALT (全国語学教育学会) Pan SIG (分野別研究部会総会) 国際学会が平成28年5月20日から23日まで沖縄で開催され、名桜大学が国際学会の受け入校となりました。同学会はJALTのこれまでの国内でのPan SIG学会で最大規模であり、沖縄でこれまでに開催された語学教育の学会では最大の大会となりました。学会での発表者数は、350にも上り、500人以上の大会参加者を招き入れました。同学会には発表者が、世界中のすべての大陸を代表して海外の数十か国もの国々から参集しました。
 同学会で、特筆すべきは世界中から著名な学者を迎えたことで、Rod Ellis氏、John Faneslow氏、Tim Murphey氏やJoseph Falout氏が基調講演者となりました。特別招待スピーカー (featured speaker) の面々は、聴衆にとっては評判の高い専門家たちであり、学会のテーマである「教育における革新的な取り組み」と呼応する、思考を刺激する発表で聴衆を惹きつけていました。本学の教員である渡慶次正則氏と小川寿美子氏が特別招待スピーカーの豪華メンバーに含まれています。
 開会行事は、学会に施設無料提供などの惜しみないご厚意で賞を受領した本学の山里勝己学長の歓迎のあいさつで最高潮となりました。理事長の比嘉良雄氏は、学会が企画した美里児童養護施設への援助金造成 (ビール販売の収益を100%寄贈) に、個人的な資金カンパを行い、そのことで賞を受賞しました。
実行委員会中心メンバー
(左からGeorge MacLean氏、
宇座徳祐氏、Norman Fewell氏)
Pan SIG学会は、沖縄コンベンションビューローから補助金を頂きました。さらに、数多くの大手企業や主要教育団体から数十にのぼる大会後援を頂きました。そのことで、沖縄キリスト教学院大学参与 宇座徳祐氏(本学非常勤講師)はPan SIGの功労者として受賞し、学会の運営と記録的な補助金と大会後援に尽力したことが評価されました。
 同Pan SIG学会はネット上のソーシャルメディアで、大きな話題となっており、学会に参加したすべての方々から高い称賛を受けました。学会の参加者は、すでに沖縄への再訪を口々に語っていました。
 大会委員長である筆者と琉球大学のGeorge MacLean氏は大会の計画に1年を費やし、学会の準備のためにボランティアの方をまとめてきました。両氏の貢献は大きな称賛に値するものであると評価いただき、学会のスムースな運営に週末中をすごした学生たちの働きも目をみはるものがありました。
報告 国際学群上級准教授 Norman Fewell
訳 国際学群教授 渡慶次正則
参加者の感想
 JALTのPan SIG学会には、日本全国または海外から350人余の外国人教師や語学教材出版関係者が名桜大学のキャンパスにあふれました。普段、利用している講義棟の教室がすべて学会の発表の場となり、学生会館サクラウムのスカイホールはポスター発表やレセプションパーティの場として参加者から高い満足度を得ました。国際的な大学を目指す本学教職員の一人として、これほどにない感動を受けた国際学会となりました。また、本学ボランティア学生たちの生き生きとした、気おくれしない参加者への対応ぶりに成長を見る思いがしました。最後に諸施設を提供して頂いた名桜大学と、大会を大成功に導いたGeorge MacLean先生、Norman Fewell先生、宇座徳祐先生のご苦労に深く感謝いたします。

国際学群教授 渡慶次正則
学生ボランティアリーダーの
橋本圭一朗さん(国際学群3年次)
学会研究発表(サクラウム1階) ポスター発表(スカイホール)

The 15th JALT PanSIG International Conference was held in Okinawa from May 20 th to the 23rd . Meio University hosted the event--the largest JALT PanSIG Conference in history and the largest language education conference ever held in Okinawa. The number of presentations was a formidable 350 with the audience bringing total attendance well over the 500 threshold. Presenters traveled from every continent around the world to attend with a dozen nations represented at the conference.
The conference featured several world-renowned scholars; including, Rod Ellis, John Faneslow, Tim Murphey, and Joseph Falout. The list of featured speakers provided the audience with an array of highly-touted specialists who captivated the audience with thought-provoking presentations coinciding with the conference's theme of "Innovations in Education." Meio University's Masanori Tokeshi and Sumiko Ogawa were among the showcase of featured speakers.
The opening ceremony was highlighted with a welcome speech from Meio University President
Katsunori Yamazato who received an award for his generous support of the conference. Chairman of the Board, the honorary Yoshio Higa, gave a generous personal donation to the conference charity, the Misato Jidoen Children's Home, and also received an award for his generosity.
The PanSIG Conference received generous support from the Okinawa Convention and Visitor's Bureau. In addition, over a dozen official endorsements were received from many leading business and educational institutions. Tokuyu Uza received the PanSIG Distinguished Service Award for his commitment to helping organize the conference and for obtaining a record in grants and endorsements.
The PanSIG Conference has become a buzzword in social media, receiving high praise from all of those who have attended. Many have described it as one of the most organized and most enjoyable conferences that they have ever attended. Most of the conference goers are already talking about returning to Okinawa.
The Conference Chairs, Norman Fewell of Meio University and George MacLean of the University of the Ryukyus, spent a full-year of planning and coordinating a large team of volunteers in preparation for the event. They have expressed much praise for the hard work and dedication of the student interns who spent a long weekend helping the conference run smoothly.
(英文原稿 Norman Fewell国際学群上級准教授)

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要となります。お持ちでない方はAdobeよりAdobe Readerをダウンロードしインストールしてご利用ください。
掲載されている内容、お問合せ先、その他の情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また掲載されている計画、目標などは様々なリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。

ページトップへ