沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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県系2世南米出身初の修了生

掲載日:2015年5月13日活躍する卒業生

2015年4月取材

県系2世南米出身初の修了生

大学院 国際文化研究科修了生(2014年度修了) 比嘉 アンドレス さん

 名桜大学へ入学しようと思ったのは、母国で通う大学の費用を稼ぐために来日した際、「帰国前に親戚がいる沖縄へ立ち寄ろう」と思い立ったことがきっかけです。沖縄で親戚の温かな歓迎を受け、「いちゃりばちょーでー」の精神に心動かされ、「南米と沖縄の架け橋になりたい」と思い名桜大学へ進学を決意しました。

 学部では、多くの知識を得るために、各専攻・学科の垣根を越え様々な科目を履修しました。大学院では世界・日本・沖縄の歴史を学ぶことで、世界から見る沖縄、沖縄から見る世界について知ることができました。中でも、戦後各国へ移民したうちなーんちゅと沖縄県人の助け合いのネットワークについて興味が湧き、修士論文のテーマにしました。

 在学中、世界のウチナーンチュ大会をはじめ様々なイベントに参加し、ガイド・通訳を通して多くの県系の方々と接してきました。また、現在に至るまで名護市の臨時職員として名護市国際交流会館で国際交流活動に携わっています。このような経験や大学での学びを生かし、南米にいる県系の方々と協力し、互いの経済と教育の発展に寄与できるような、南米と沖縄の永続的なパイプづくりをしていきたいと考えています。

 この度、大学院を修了することができたのは名桜大学の教職員、そして名護市総務課の方々のサポートがあったからこそです。本当にありがとうございました。


友人と友人の家族に修了を祝される比嘉さん(中央)


プロフィール

2008年 4月 国際学群入学
    12月 国連大学グローバル・セミナー第10回沖縄セッション受講
2010年 8月 GPAC 2010(アジア国際学生会議)参加
2011年10月 「第5回世界のウチナーンチュ大会」ボランティアスタッフとして参加
2012年 4月 大学院国際文化研究科に進学
7月 第1回世界若者ウチナーンチュ大会に参加
12月 第4回名桜大学国際学群公開シンポジウムにてパネリストとして登壇
2015年 3月 大学院国際文化研究科修了(南米出身初)
在学中、国際理解を促進するため、北部地域の小学校や高校・区等へ赴き、文化交流会や講話を行った。

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