平成26年度の新入学生、看護学科第8期生は1年次85人、3年次編入生4人の89人です。今年度の新1年次は県内62人、県外23人と県内出身者が6割を占めています。また、男子学生は21人と過去最多です。看護学科の新入生ガイダンスは4月1日~5日に行われました。内容はガイダンスを受ける学生の心構え、クラス活動やゼミ活動、ポートフォーリオ、ボランティア活動、履修ガイダンスなどです。クラス活動やゼミ活動については2年次が自分たちの活動の体験を振り返り、お互いに仲良く、協力し支え合えるクラスやゼミ活動の大切さを伝えました。またボランティア活動については地域での活動の実際を映像により紹介しました。ガイダンス全体を通し看護学科の教育の特徴である参画型看護教育の理念や大学での学び方、大学生活の過ごし方について、学ぶことができたのではないかと思います。
看護学科の新入生教育研修会は4月19日(土)に開催されました。目的は「新入生同士および上級生、教員との親睦を深め、学科の理念を共有しながら各自の夢や目標を語り合う」ということです。新入生教育研修の企画、運営は2年次と前1年次担任が主となり春季休暇中から準備を進めてきました。午前中は教養演習Ⅰのゼミ毎にポートフォーリオを使用し自己紹介を行い、その後「4年間で身につけたい力」、「大学生活を楽しく充実させるためには」、「夢を叶えるためには」、「どんな大人になりたいか」というテーマでカードメソッドを用いグループワークを行いました。ファシリテータ-として2年次が参加し、進行・運営をサポートする形で進められました。グループワークでは自己の意見を発表し、お互いのディスカッションを通し、テーマについて考えた内容を模造紙にまとめゼミ毎に発表しました。発表では先輩や教員からの質疑応答も活発に行われ、これからの大学生活の目標や課題について確認することができました。昼食は学生食堂にてバーベキューをいただきながらゼミメンバーや先輩、教員との交流を深めました。午後はゼミ毎にグループに分かれ、オリエンテーリングで、大学構内や看護学科棟の探索を行いました。新入生教育研修会は2年次のスムーズな進行・運営、誘導により時間通りに行えました。閉会式の新入生教育研修を受けての新1年次からのメッセージでは、企画・運営した先輩や教員に対する感謝の気持ちを表すと共に、来年は自分たちが先輩から引き継いだことを次に伝えていきたいとの意気込みがあり、学生が主体的に参画していくという看護学科の教育の特徴が伝統として受け継がれていることを実感しました。
ガイダンスや新入生教育研修会での学びをこれからの大学生活に活かし、自己の成長に繋げてほしいと願います。
新入生研修会の開催に際し、ご協力をいただきました各部署の職員の方々に感謝申し上げます。
総評:看護学科1年次副担任 安里 葉子(看護学科 准教授)
「答えは一つではない」。大学の学びを実感!
宮平 和輝さん(沖縄県立糸満高校出身)
研修会で行ったカードメソッドでは、自分の意見を伝える難しさを感じながらも、相手の意見との関連性を見出し、答えを出すことで自分一人では導きだせない新たな答えを得ることができました。「答えは一つではない」と授業で聞いていたので、「こういうことか!」と大学の学びを実感しました。
看護は人の命と関わる仕事なので、ピリピリした雰囲気で学ぶものだと思っていましたが、ゼミ活動や研修会で同級生や先輩方と接してみると、皆優しくて馴染みやすい雰囲気で、「多くの人と関わることで大学生活はより良くなる」と感じたので、これからも多くの人と積極的にコミュニケーションを取りたいと思います。
後輩に喜んでもらえて大成功
川越 大成さん(宮崎県立宮崎南高校出身)
新入生教育研修会は、2年次全員で取り組みました。春休み期間中、各係に割り当てられたリーダーで集まり、先生方と一緒に進めてきましたが、全員で共有・連携することの難しさを学びました。皆が率先して、準備・片付けを行い、何より1年次も2年次も楽しそうに参加していたので、大成功だったと思います。
研修会で司会を務めた川越さん 2年次メンバー全員集合!無事に終えてほっとした瞬間
まずは、ポートフォーリオを使用して自己紹介
カードメッソドを用い、各テーマについてディスカッションした後、各グループが導きだした答えについて発表
2年次が昼食の準備に取り掛かります! オリエンテーリングで構内を駆け巡る新入生
研修会終了後、生き生きとした表情を見せてくれました