文部科学省「平成24年度大学間連携共同教育事業」
第1回ナーシング・キャリアカフェを開催
文部科学省の平成24年度大学間連携共同教育事業に、福岡と沖縄の看護系大学8大学と共同推進団体5団体による共同プログラム「多価値尊重社会の実現に寄与する学生を養成する教育共同体の構築」が選定されました。本学は副幹事校を担っています。そのプログラムの一つである「ナーシング・キャリアカフェ」について、平成24年度の取り組みを報告します。 ナーシング・キャリアカフェは、看護学生が、卒業生や国際協力看護、災害看護等のスペシャリストと自由に交流し、身近にキャリア像を描くことで「しなやかな使命感」を育むことを目的としています。その拠点として、新博多サテライト(博多)と沖縄サテライト(西原町)が設けられました。
平成25年3月17日(日)には、沖縄サテライトのキックオフ、第1回ナーシング・キャリアカフェとして、県内3大学(琉球大学・沖縄県立看護大学・名桜大学)合同企画のシンポジウムを開催しました。 県内外で活躍する専門看護師5人をゲストに迎え、「沖縄ではぐくむしなやかナース」をテーマに、専門看護師を目指したきっかけ、専門看護師としての活動、仕事上のエピソード等が紹介されました。引き続き行ったナーシング・キャリアカフェでは、シンポジウムゲストの専門看護師も飛び入りし、参加した在学生や卒業生は、それぞれの疑問や考えを聞くことができる、またとない機会が実現しました。
ナーシング・キャリアカフェは看護学生がキャリア像を確立するための支援の一つでありますが、この場での出会いと対話は、しなやかな使命感を育むキッカケとチャンスになります。平成25年度は、より多くのプログラムが開催される予定です。
本取組における"しなやかな使命感"とは、これからの国際社会で活躍できる看護師がもつコンピテンシー (結果や成果と結びつく能力や特性)として定義するもので、以下の4つの行動を体現しているものです。 1.プロフェッショナルとしての意識を持ち、職場や社会のルールを守る。 2.相手の立場に立って考え、複数の意見を取りまとめながら物事を円滑に進める。 3.自分やチームや地域のために、自ら進んで動く。 4.困難な状況に陥っても投げ出さず、環境の変化に自らを適応させる。 |
シンポジウムの様子 ゲストの専門看護師5人の皆さん
ナーシング・キャリアカフェの様子