国際協力への第一歩!
JICA青年海外協力隊 平成24年度1次隊として卒業生が任国へ出発
人間健康学部 スポーツ健康学科卒業生(2008年度卒) 西川 朋美
他国同士がつながる喜びの土台作りに向けて
大学2年次の時、「一緒にラオスへ行きたい人」という小川寿美子先生の声掛けに、賛同した仲間たちと、ラオスへ研修旅行に出かけました。この研修旅行は、世界を自らの目で見て、肌で感じることの大切さを学び、そして国際協力へ踏み出すきっかけを与えてくれました。
卒業後、小学校で特別支援員として勤めていましたが、目の前の日本の子どもたちに、世界にはどのような国があり、またどのようなことが起きているのかということを伝えたいという気持ちが強くなり、青年海外協力隊に挑戦することを決意しました。
この度、私は青年海外協力隊の小学校教諭としてザンビア共和国に派遣されることになりました。派遣先である南部州マザブカは、青年海外協力隊の派遣が初めての土地であるため、任期期間の2年間で、子供たちに教育を推進させるための土台作りを行い、環境を整えていくことが重要となります。また教育は継続していかないと成果がでないため、私たちの任期が終わっても、現地の人々が続けていけるように、学校はもちろん地域のコミュニティを巻き込み・生かすことが課題だと考えています。まずは現地の人々の声を聴き、現地の人々とのつながりをゆっくり築いていくことを中心に活動したいと考えています。
教育に携わる一人として、100年後の国際協力を考えた若い世代の育成を、志をもって取り組んでいきたいです。
プロフィール
2005年4月 人間健康学部スポーツ健康学科入学
2007年1月 ラオス研修旅行に参加
2009年3月 スポーツ健康学科卒業、教員免許(保健体育)取得
2009年4月 名護市教育委員会設立の適応指導教室指導員として勤務 2010年4月 小学校で特別支援教育支援員として勤務
2012年6月 青年海外協力隊 平成24年度1次隊としてザンビア共和国へ赴任(職種:小学校教諭、任期:2年間)
人間健康学部 スポーツ健康学科卒業生(2009年度卒) 神野 詩子
バヌアツ国の素晴らしさを現地の人々と共に理解したい
在学中、他大学の学生と一緒に、環境について活動するサークルに所属していました。そこで、地球温暖化を始めとする環境に関することを学び、環境保全のイベント参加や、小・中・高校で環境保全について出前授業を行いました。それらの活動を通して、環境という分野の奥深さ、そして「伝える」ことの楽しさを実感しました。
私にとって魅力的な環境に関する活動を、この夏から青年海外協力隊の環境教育としてバヌアツ国の首都ポートビラで行います。活動内容としては、学校を巡回し児童に対して、環境教育(ゴミ分別、リユース・リデュース・リサイクルの3R等)を実施します。急激な人口増加と輸入品の増加等でゴミの処理方法について見直しが必要とされているポートビラ。そこで私は学校を中心に、ゴミについて分かりやすく楽しい指導を行い、児童たちから多くの人々に広まっていくような取り組みにしたいと考えています。
6年前、名桜大学進学を機に訪れた沖縄で出会った方々、そして様々な経験が、国際協力への道へと導いてくれました。バヌアツ国で活動できることを本当に感謝しています。これからの2年間は私にとって大きな一歩です。この一歩から前進し、現地の方と学び合いながら、共に成長していきたいです。
プロフィール
2006年4月 人間健康学部スポーツ健康学科入学
2007年7月 学生環境サークル・アースフロッグスに入部
2008年7月 学生環境サークル・アースフロッグス2代目キャプテンに就任 2010年3月 スポーツ健康学科卒業、教員免許(保健体育)取得
2010年4月 大学で職員として勤務
2012年6月 青年海外協力隊 平成24年度1次隊としてバヌアツ国へ赴任(職種:環境教育、任期:2年間)
派遣前に学長を表敬した西川さん(左)と神野さん(右)