意味のあるボランティア活動を目指して
人間健康学部 スポーツ健康学科(2008年3月卒) 東里 剛
私はザンビア共和国のサンフィア小学校に配属され、体育授業の実施や教員への体育指導、スポーツ大会の企画運営、サンフィア中央地区の学校視察・巡回指導などを行いました。ザンビアでは体育教育が普及しておらず、子どもたちは「体の動かし方」そのものを知りませんでした。そのため比較対象が「日本」となった場合、違いがあり過ぎて戸惑いもしましたが、それでも、運動の機会を与えることで、少しでも改善できたらという思いで体育の授業を行ってきました。教員への体育指導では、在学中に学んだ体育の専門知識が役に立ち、理論的に説明することで、興味を持って聞いてもらえました。それから、私が帰国した後でも、体育授業が継続して機能するように、現状の中でできることを見つけて活動に取り組みました。 海外、特に途上国へ行ったことで、生活や生命に対する価値観、そして、グローバルな視野が身に付きました。ライフラインが不安定な僻地で生活すること、病気や事故が死に直結すること、現地の人が考える日本および海外にいて気付いた日本についてなどです。私は「意味のないことはない、全てが自分の糧になる」ということを意識して、JICAボランティアにチャレンジしました。後輩の皆さんも時間を有効に活用し、様々なことにチャレンジしてほしいです。
教員養成校(ザンビアの大学)にて学生を対象に講義を行う
陸上大会の時に生徒と一緒に撮影 授業にて2人3脚競争を行った
プロフィール
2005年4月 人間健康学部スポーツ健康学科入学
2008年8月 やんばる学びの森にてインターンシップ
2009年3月 スポーツ健康学科卒業
2010年1月 青年海外協力隊 平成21年度3次隊としてザンビア共和国へ赴任 (職種:体育、任期:2年間)