試行錯誤の日々!充実したバングラデシュでの活動
国際学部 観光産業学科(2006年度卒) 金城 彩乃
バングラデシュでは、地域にある14の小学校を毎日巡回して、低学年児童の算数や英語の授業サポートを行いました。他にも、授業の質を改善してもらうために、地元の先生方の授業を見学して気付いた点、主に児童に考える機会を与えること、児童が授業についていけない理由について考えることをテーマに設け、研修会を実施しました。活動中、思うようにいかないこともありましたが、そこから多くのことを学びました。例えば、足りない物や事は自分で試行錯誤して解決しなければならず、そのおかげで自分にできること・できないことの判断がつくようになりました。また、主体的に動けるようにもなりました。それから、現地の人からも学ぶことがありました。ベンガル人は人が大好きで、相手のことをよく理解して向き合ってくれます。コミュニケーションを大事にし、地域全員で子どもたちを育てるという姿勢には、日本人が学ぶところでもあるように思います。 私は2年間の活動を終えて、小学校教諭を目指したいと考えるようになりました。「国際理解教育」と「特別支援教育」は共通していると思います。双方に言えることは「優劣はない」ということ。いろいろな子どもたちと出会い、そのことを伝えていきたいです。
学校巡回時に、子どもたちのノート(黒板)をチェック。この学校では机が無く、地べたで学習している
生徒の課題をチェックする先生に「答えは先生が記さずに、 小学校の先生を対象にワークショップを開催。
生徒に直させた方が良い」とアドバイス テーマは「子どもに考える機会を与えよう~疑問詞をもっと使おう~」
場所が無かったので外で行った
プロフィール
2003年4月 国際学部国際文化学科入学
2004年9月 英語教員養成プログラムで7カ月間アメリカのジョージフォックス大学へ留学
2007年1月 スポーツ健康学科の小川寿美子先生が実施したラオス研修旅行に参加、小学校や病院を見学する。
2007年3月 国際文化学科卒業 教員免許(公民)取得
2007年4月 小学校で特別支援教育支援員として勤務
2010年1月 青年海外協力隊 平成21年度3次隊としてバングラデシュへ赴任(職種:青少年活動、任期:2年間)