沖縄移民の100年の歴史に触れた貴重な経験
国際学部 国際文化学科(2006年度卒) 丑野 隆史
2008年の8月からおよそ3年間、在亜沖縄県人連合会の「沖縄県人移民100年の歴史」の編纂作業に携わりました。アルゼンチンでは、資料収集・聞き取り調査・執筆などの作業をとおして、沖縄移民の100年の歴史に触れることができ、驚きと感動を繰り返す毎日でした。中でも、アルゼンチンに住む沖縄県人に、祖先崇拝などの沖縄のアイデンティティが今もなお残っていることに深く感銘を受けました。私は在学中に、中南米のことを学び、現地実習及びブラジル留学では、言語習得はもちろん、その土地の文化を学ぶことを強く意識していました。そして今回アルゼンチンに渡り、大学で培った学びを生かすことができたことは、非常に貴重な経験であったと実感しています。このようなチャンスをくださった名桜大学、それから勧めてくださった住江淳司先生(在学時指導教員)に感謝すると同時に、今後この経験を、沖縄そして名桜大学に還元することができればと考えています。後輩の皆さん、「この分野においては深く知識を得ている」と、誇りを持てるほどの専門性を身につけてください。その専門的な知識は将来あなたのパワーポイントになります!
在亜沖縄県人連合会の新垣定二会長より感謝状が贈られた
プロフィール
2002年4月 国際学部国際文化学科入学
2004年9月 現地実習(中南米コース)に参加
2005年4月 ブラジルのロンドリーナ州立総合大学へ1年間留学
2006年9月 国際文化学科卒業 2007年11月 教員免許(公民)取得
2008年1月 八洲学園にて非常勤講師として勤務
2008年8月 在亜沖縄県人連合会の沖縄県人移民100年史の編纂作業の協力アルゼンチンへ(任期:3年間)