沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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「本学卒業生が博士号(農学)を取得」-後輩の励みに-

掲載日:2013年1月15日活躍する卒業生


本学卒業生が博士号を取得」-後輩の励みに

土屋 博樹    
(国際学部 観光産業学科 2005年3月卒業)

学歴
 鹿児島大学大学院連合農学研究科博士課程修了 2012年3月
取得学位
 博士(農学)鹿児島大学2012年

学位論文 題目
 「沖縄県における赤土流出防止対策導入に対する公的支援に関する研究」

 私はもともと「観光」に興味があり、2003年に名桜大学観光産業学科へ3年次編入し、環境やエコツーリズムをテーマとして掲げている新垣研究室へ入りました。そこで、先生の研究の手伝いでもあったのですが、赤土流出に関する調査を課題研究のテーマとして調査研究を行いました。この経験がきっかけで、「赤土流出問題」に関心を持ち本格的に研究するために沖縄大学の大学院へ進学し、修了後、鹿児島大学大学院連合農学研究科博士課程へ入学しました。
このたび、同研究科博士課程を修了し、「沖縄県における赤土流出防止対策導入に対する公的支援に関する研究」という題目で博士(農学)の学位を取得しました。
赤土の発生源の多くが農地であると言われています。赤土流出の対策法はあるのですが、沖縄農業は中小零細の農家が多く費用や労力面で実施できないのが現状です。そこで、公的支援によりこの問題を解決できないか研究しました。公的支援は税金が投入されるため、県民の合意を得なければなりません。赤土対策費用と赤土流出量の関係、また県民の赤土対策費用の負担意思額を調査し分析しました。今後は「赤土問題」を題材として地域に提言できる論文を書き、学会賞を取るのが目標です。
後輩の皆さんには「やればできる!」という意識を常にもって、様々なことに取り組んでほしいです。その意識が必ず結果に繋がります。

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