平成23年7月27日(水)看護学科1年次によるフレッシュマンセミナーの報告会が行われました。フレッシュマンセミナーは、これから看護学を学ぶフレッシュマンとして、主体的・能動的に学ぶ学習態度を身に付けることをねらいとしています。ゼミ単位で、地域の人々の暮らしの成り立ちに関するテーマを学生自ら設定し、北部地域へ赴き、フィールドワークを通して、協働探究活動を行います。
今年は、1年次16ゼミと編入生ゼミの計17ゼミが、元気に北部地域に出かけて行きました。地域の人々に出会い、そこでの暮らしや思いを知り、人の温かさに触れた50日間でした。
初めてのフィールドワークに期待と不安を抱きながら、ゼミ活動を進めていきました。情報収集、テーマの設定、フィールドワークの計画、ポスター作成、発表資料の作成と一つひとつのプロセスの中で、一人ひとりの考えの違いやその考えを一つにまとめることの大変さを実感していました。そして、まとまったゼミの考えをどう表現し、相手にわかりやすく伝えることの難しさに頭を悩ませていました。ゼミで協力してできあがったポスターを前に緊張して発表をしている姿は、誇らしげでもありました。
今年は、初めての試みとして2年次がフレッシュマンセミナーのサポートに入りました。どうサポートするのか不安に思いながらも、1年前のことを思い出しながら、苦労したこと・工夫したことを伝えていました。そして1年次の頑張りに感動する姿がありました。
フレッシュマンセミナーを通して出会った人々の思いや地域の歴史を知り、自分自身の生活について考え、今暮らしているこのやんばるの地を大切に感じるこころを育てていってほしいと思いました。
総評:フレッシュマンセミナー担当
松下 聖子(看護学科 講師)