海外協定大学派遣交換留学制度海外留学・国際交流
概要
本学は、「国際社会で活躍できる人材育成」という大学の使命・教育目標を果たすため、開学当初から本学が教育・研究の対象としている環太平洋地域を中心に海外の大学等と国際交流協定を結び、学生の派遣・受入交換留学プログラムに力を注いできました。2020年3月現在、本学はアジアを始め、英語圏や中南米など、海外17カ国・1地域に所在する44の協定大学を有し、これまで派遣留学生568名と受入留学生359名という実績を上げています。
海外協定大学派遣交換留学制度は、語学力の向上は無論のこと、外国の文化や習慣等、様々な違いに直接触れ、国際感覚を養うことを目的とします。本学の学生は本制度を利用して、本学に在籍したまま1年間(2学期)を上限に交換留学生として海外の協定大学へ留学することができます。また、派遣先大学で修得した単位は本学のカリキュラムと関連する科目の単位として認められるため、卒業要件単位が満たされれば、4年間で卒業する事が可能です。そのためには、留学する前に派遣先大学での履修に向けて語学力を高め、科目履修や単位取得などを計画的に行うことが前提となります。
海外協定大学への留学を希望する学生は、海外協定大学派遣交換留学生の公募に応募し、書類審査・筆記試験・面接、合否判定会議の選考を経て決定されます。
公募期間
毎年下記時期にて次年度の派遣留学生の公募を行います。
- 前期派遣留学:7月中旬~9月下旬
対象国・地域:中南米諸国、スペイン、韓国、オーストラリア - 後期派遣留学:11月中旬~1月下旬
対象国・地域:英語圏欧米諸国、中国・台湾、東南アジア圏諸国
※毎年前期と後期の上記同時期に名桜大学留学フェアを開催します。
※公募情報等については、国際交流センター窓口、または本学のホームページや学内掲示板などで確認してください。
応募資格
海外協定大学への留学を希望する学生は、以下の要件を満たさなければなりません。
- 1.留学出発時において、本学に1年以上在籍した者。なお、1年次で応募する学生は1年次後期の終了後に出発すること。
- 2.留学出発時において、修得単位数が1個学期につき平均16単位以上の者
- 3.学業成績平均値(GPA)が2.50以上の者
- 4.留学目的が明確で、留学による教育効果が期待される者
- 5.心身ともに健康で、留学生活に耐え得る者
- 6.保護者の承諾が得られる者
- 7.留学に必要な費用を用意できる者
- 8.応募時において休学していない者
- 9.応募時において、各協定大学の語学力基準(英検、TOEIC、TOEFL IBT、IELTS等)に達すること。
応募書類
国際交流センター窓口にて募集要項及び応募関係書類を受け取り、指定された期限までに提出してください。なお、応募書類の記入漏れや不備などについては一切受け付けませんので、提出する前に応募書類を必ず確認してください。
- 1.海外協定大学派遣交換留学生留学願書(所定様式)
- 2.各市町村発行の全世帯所得証明
- 3.本学発行の健康診断受診証明書、または各医療機関発行の健康診断書
- 4.学業成績通知書の写し(GPA記載のあるもの)
- 5.公式外国語能力試験証明書(過去3年以内のもの)
※英語圏以外の協定大学に関しては、上記証明書がない場合、希望する言語の本学提供科目I(受講済)とII(受講中でも可)を受講していれば応募可能となります。 - 6.経済支弁保証書(所定様式)
- 7.派遣留学誓約書(所定様式)
派遣人数上限
各派遣先大学との学生交流協定(覚書)や学生交換状況によって決定される。下記「派遣先大学別募集対象人数一覧」で確認してください。
選考方法
海外協定大学への派遣留学生の選考は、下記の留学選考試験を経て、派遣生が決定されます。公募締め切り後、留学選考試験の日程・会場等についてメールにて通知します。
留学選考試験
- ・実施時期: 前期派遣 → 10月初旬 / 後期派遣 → 2月初旬
- ・内容・配点:学業成績平均値GPA(30点)、筆記試験(30点)、面接試験(40点)
留学選考試験後、筆記試験、面接試験、学業成績平均値(GPA)を基に採点し、本学国際交流センター運営委員会で合格者が決定され、本学教育研究審議会にて最終的に承認されます。合否発表はメールにて通知します(前期派遣:10月下旬、後期派遣:2月下旬)。
合格後手続き
合格者となった学生は、各協定大学等が指定する手続きに基づき、名桜大学経由で入学手続きを始め、授業登録や学生寮・ホームステイの申込等を行います。また、派遣先大学より入学許可書が届き次第、各国の学生ビザ申請や航空券の予約等の渡航準備を各自で行います。なお、交換留学に係る渡航費、ビザ申請料金、諸保険加入費用、滞在費等は全て自己負担となります。
- ・派遣先大学の入学手続き等 → 前期派遣:11月~12月 / 後期派遣:3月~5月
- ・ビザ申請や航空券の予約等 → 前期派遣:12月~1月 / 後期派遣:6月~7月
- ・出発前オリエンテーション及び壮行会への参加 → 前期派遣:2月 / 後期派遣:8月
留学期間
留学期間は1年以内(学期単位:2学期まで)とします。
- ・前期派遣留学 → 出発:3月~4月、帰国:翌年1月~3月
- ・後期派遣留学 → 出発:8月~9月、帰国:翌年6月~8月
単位互換
交換留学終了後、学生本人が学年担当教員、または指導教員と面接の上、派遣先大学で修得した単位をもとに「単位互換(認定)申請書」を作成し、教務課へ提出しなければなりません。その後、提出された「単位互換申請書(派遣先大学の成績証明書とシラバスを添付)」は、所属学部等の教務委員会の審議を経て学長が単位(上限30単位)を認定します。そのため、卒業要件単位が満たされれば、4年間で卒業することが可能です。ただし、スポーツ健康学科及び看護学科では、派遣先大学で修得した単位によって、4年間で卒業できない可能性があります。
授業料等
派遣先大学との学生交流協定(覚書)に授業料不徴収が規定されているため、派遣先大学の検定料・入学料・授業料は基本的に免除されます。ただし、交換留学は在学扱いの派遣ですので、本学へは通常通り授業料を納入する必要があります。
中南米やアジア諸国などの場合は、派遣先大学への授業料納入は不要となりますが、派遣留学先によっては附属語学学校に申し込む際に別途授業料が発生し、納入しなければなりません。また、英語圏の場合は、派遣先大学との学生交流協定(覚書)により、授業料免除ができない派遣先大学もあります。この場合、当該大学へは授業料を納入する必要があります。
奨学金制度
- 1.名桜大学海外協定大学派遣留学奨学金
本奨学金は、「国際社会で活躍できる人材育成」という本学の使命を果たすため、学業成績が優秀で、かつ、海外協定大学派遣留学を希望する経済的に困難な学生を支援することを目的とします。
・奨学生人数:奨学生は派遣留学選考試験に合格した学生14人とします。
・支給額:英語圏4人(年間50万円/人)、中南米圏2人(年間50万円/人)、中華圏4人(年間25万円/人)、韓国2人(年間25万円/人)、東南アジア圏(英語圏扱いのマレーシア、フィリピンを含む)2人(年間25万円/人)とします。
・奨学生の対象者と選考基準:
1.奨学生を志望し申請書を提出した者
2.GPA3.2以上の者
3.家計状況に関する提出書類(各市町村役場発行の全世帯所得証明書)に基づき、上記定員通りに全世帯所得の低い順で選考を行います。
・募集時期:海外協定大学派遣留学生募集と同時期に行います。 - 2.名桜大学旧沖縄農林学校同窓会奨学金
本奨学金は、旧沖縄農林学校同窓会の寄附金による奨学金制度です。また、寄附者の意向により、本奨学金は中南米圏協定大学への派遣留学を希望する経済的に困難な学生を支援することを目的とします。
・奨学生人数:若干名
・支給額:年間50万円/人
・奨学生の対象者と選考基準:
1.中南米圏協定大学の派遣留学選考試験合格者が対象となります。
2.家計状況に関する提出書類(各市町村役場発行の全世帯所得証明書)に基づき、上記定員通りに全世帯所得の低い順で選考を行います。 - 3.英語圏協定大学派遣留学生授業料全額免除制度(一部の大学のみ)
授業料相互免除できない英語圏協定大学への派遣を認めた学生について、派遣先大学へ高額な授業料を納入する必要があるため、当該学生の経済的負担を軽減するためにその派遣留学期間中にかかる本学に納入すべき授業料を奨学金として全額免除します。
・免除額:留学期間により、名桜大学の授業料の一学期分(267,900円)、または二学期分(535,800円)
・対象:授業料相互免除できない英語圏協定大学の派遣留学選考試験合格者
※本学の海外留学奨学金制度以外に、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)では、海外留学のための奨学金制度を実施するほか、様々な奨学金情報を収集・提供されています。詳しくは「海外留学支援サイト」のホームページにて確認してください。(http://ryugaku.jasso.go.jp/scholarship/)
派遣先大学別募集対象人数一覧
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