私は、メキシコ国立自治大学(UNAM)の附属のCEPEという語学学校に留学しています。最初に語学学校について紹介します。UNAMは非常に歴史のある大学でとてもキャンパスが広く、語学学校も世界中から留学生が集まっています。クラスはレベル0から8まであり、入学の際に行われるテストと面接で各自のクラスが決まります。スペイン語の授業は毎日3時間あります。進むペースは少し早いですが、先生は分かりやすく教えてくれたり、優しく質問にも答えてくれたりするので、毎回楽しくスペイン語を勉強しています。また、クラスのレベルによって、発音、文法、メキシコの歴史、サルサ、メレンゲなどの授業も自分の希望で履修することができます。
私は初めての学期で、トラディショナルダンスの授業を取りました。メキシコの4つの地域のダンスを練習して、CEPEと附属の高校の2か所で発表を行いました。ダンスを学ぶだけでなく、他の留学生と仲良くなるきかっけにもなりました。また、メキシコ人はダンスが大好きで、音楽が流れると踊り始めるので、現地の人と距離を縮めるにはダンスは必須だと思います。
ダンスの発表会
メキシコに来るまでは、治安が悪い、危険、というイメージが強くとても不安でした。でもメキシコに住んでみると、過ごしやすいと感じています。それでも、日本に比べると危険なことは多いので、荷物から目を離さない、夜は出歩かないように気を付けています。大学の近くは、レストランやショッピングモールなどがあるので授業が終わるとみんなでそこへ行きます。
メキシコは観光地も多いので週末には泊りがけで旅行にも行きます。メキシコで一番気に入ったことは、パーティー(スペイン語でfiesta)です。週末に大きな家で開かれて、食事をしたり、踊ったりして、初対面の人ともすぐ仲良くなれます。
パチューカのサッカー観戦
自分は留学先にCEPEを選んでよかったと思っています。メキシコという国でスペイン語はもちろん、地球の裏側で初めての文化や人々と交流できることの素晴らしさを実感しています。北米や南米、欧州へのアクセスの良さも魅力のひとつです。スペイン語に興味がある人は、一度メキシコ留学を考えてみてください。
2018年4月 松下 健将(国際学群2年次 愛媛県立松山中央高校出身)