沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

留学体験記

人の温かい素敵な国

― 私の留学体験記 From ロンドリーナ州立総合大学 ―

伊藤 瑞華/留学期間:2016年4月~2017年3月/掲載日:2017年3月

人が温かい素敵な国
 私の留学体験記 from ロンドリーナ州立大悪
 ロンドリーナ州立総合大学はサンパウロから飛行機で約1時間のパラナ州ロンドリーナ市にあります。大学は自然に囲まれており、野生のサルや南米地域だけでしか見られない貴重な鳥も多くいます。ロンドリーナ市には多くの日系ブラジル人が住んでいるため、日本のレストランが多く、日本のお祭りも開催されます。
ズンバ教室の先生と他大学からの日本人と
 先月から学部で言語学、英語の文法、そしてバスケットボールの授業を受け始めました。言語学は専門用語が多く難しいですが、理解できない時には友達が助けてくれるので、どうにかして授業についていくことができます。そのなかで、1つ驚いたことはブラジル人の授業態度です。授業中、わらないことがあればその場で講師に質問をし、その場で疑問を解決したり、また人と違う意見であれば自分の考えを相手にストレートに伝えたりします。日本人にとって少し恥ずかしいことではありますが、ブラジル人を見習って自分の考えや気持ちを直接、素直に伝えていこうと改めて思いました。
 ブラジルに来て最初の3か月はアパートに住んでいましたが、2年前に名桜大学に留学していたブラジル人の女性の方が快く家に呼んでくれました。そのおかげで、先日からホームステイを始め、今ではすっかりブラジル人との生活に慣れました。ブラジル料理の主食はご飯と豆で、ホストファザーが作るご飯がとても美味しいので、幸せな気分になれます。
サンパウロのパレードにて
 ブラジルに来て人の温かさを感じる機会が多いです。ある日、どのバスに乗ればショッピングセンターに着けるのかと近くの人に尋ねました。すると、「ショッピングセンターへ行くバスが来るまで一緒に待つよ。ところでどこの国から来たの?」とバスが来るまで会話が続きました。数分前まで全く知らない人でしたが、楽しく話して笑えたことで、私の心はとても温かくなりました。 
 最後に、ブラジルで過ごせる時間は限られているので、より多くのブラジル人と話し自分と異なった価値観、文化をたくさん感じ吸収していきたいと強く思います。
2016年8月
伊藤瑞華 (国際文化専攻3年次、静岡県立吉原高校出身)

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