沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

留学体験記

心の国境を越えて

― 私の留学体験記 From 北京聨合大学旅遊学院 ―

木村 晃/留学期間:2015年8月~2016年6月/掲載日:2016年6月

心の国境を越えて

私の留学体験記From北京聨合大学旅遊学院

僕が好きな中国の文化を1つ紹介します。それは、メンツ文化です。

 中国人は、友達に対して寛大な心を示す気持ちが強くあります。例えば、友達とご飯を食べにいくと、誰が奢るかでケンカになります。そこに損得はなく、「一緒にご飯を食べることができて楽しかった、ありがとう」という気持ちが表れています。自分のものは自分で消費し、支払うという日本の文化とは違いますね。

 そもそも、僕が中国の文化に興味を持ったのは、大学1年生の時に北京から来た留学生が、僕の誕生日に3,000円もする中日語辞書をプレゼントしてくれたことがきっかけです。彼女は、アルバイトして稼いだ大切なお金を僕の成長のために使ってくれました。僕は、自分が稼いだお金を友達の将来に投資するというカッコイイ発想は今までありませんでした。また、「中国人はとても友達を大切にするから、こんなの当たり前だよ!」と言われ、とても驚きました。彼女の心の器の大きさや、お金や友達に対する価値観に触れて、僕は北京で中国の文化を勉強することを決めました。そして、僕も日本人代表として、彼らに負けないように礼儀正しい振る舞いをして、日本を好きになってもらえたらと思いました。

 中国で、友達を100人作るという目標を立てていましたが、2カ月で達成できました。友達とおしゃべりして、ご飯を一緒に食べて、勉強して、毎日を楽しく過ごしています。僕と超仲の良い友達が来年の4月から、名桜大学に留学することになりました。こんなに、嬉しいことは無いですね。ある国に1人の友達ができるだけで、その人の心の中に国境は無くなります!友達を思う優しい気持ち、お互いを好きになること、僕は大好きです。

 先々月、内モンゴルに旅行してきました、雄大な草原に圧倒されました。旅や人との出会いから、勉強できることは、教科書で勉強することより遥かに多いですね。大陸の広さを、皆さんも感じてみてはいかがでしょうか。

2015年12月  木村 晃(国際学群2年次、千葉県立千葉大宮高校出身)

北京の中心である天安門にて

旅行で天津に行きました

内モンゴルへ旅行

モンゴルの砂漠で撮ったラクダ

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