沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

ゼミ学部・専攻科・大学院

『やんばる』の健康長寿世界一を目指した研究を学ぶ

掲載日:2024年6月

人間健康学部 健康情報学科 本村 純 ゼミ

 本村 純(健康情報学科 上級准教授)

 私は沖縄県北部12市町村(通称「やんばる」)の健康長寿世界一を目指した本学の疫学研究、「やんばる版プロジェクト健診」に参画し、疾患予防のためのエビデンス構築に取り組んでいます。
 本研究は、「やんばる」の12市町村による「やんばる健康宣言(2018年11月3日)」に基づいて、弘前大学COI-NEXTの連携拠点として2018年度より毎年実施している横断研究です。「やんばる」在住の方を対象に、遺伝子データ、腸内細菌叢データ、血液検査データ、エコー検査データ(動脈硬化、脂肪肝)、体力測定データ、生活習慣データ等、いわゆる「健康ビッグデータ」を収集し、その解析を行っています。
 現在私が取り組んでいる研究課題(KAKEN:22K11211)の一環として、脂肪肝リスクの判別とその予防のための助言が閲覧できるスマホアプリ開発があり、開発後、本研究に参加した方に無償でこのアプリの提供を行う予定です。このアプリを日々活用して、脂肪肝の予防を目指して、生活習慣の改善に取り組んでいただきたいと考えています。
 さらに、本学はいよいよ来年度より、11疾患(動脈硬化症、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患、認知症、Ⅱ型糖尿病、脂質異常症、高血圧症、変形性膝関節症、ロコモティブシンドローム、肥満症、骨粗鬆症)の予兆モデル開発を目指した縦断研究をスタートさせます。
 このような研究を学びたいと思う方は、是非、本村ゼミで学んで欲しいです。

データ入力の様子.JPGデータ入力の様子

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