国際学部 国際文化学科 屋良 健一郎 ゼミ
国際学群 国際文化専攻 3年次
大野 悠(埼玉県・自由の森学園高校出身)
徳元 美海(沖縄県立コザ高校出身)
皆さんは、河童を信じますか?妖怪を見たことがありますか?
ほとんどの人は迷信やオカルトだと思うでしょう。私たちはこういった日本昔話に出てくるような、わくわくすることについて本気で調査しています。本気というのは、「必ず河童はいる!」という前提で証拠を集めているわけではなく、当時の人々が河童などの妖怪を信じるようになった背景を調べています。
例えば、河童といえば頭のお皿を想像します。お皿のまわりには葉っぱがついていますが、その葉っぱに疑問を持ったことはありませんか?実は、あの葉っぱはヤシの木の葉という説があります。その説がうまれた背景には、当時の日本人がヤシの木の葉を知っていたことがわかります。このことから、江戸時代の日本にヤシの木があったと推測できます。このように、河童について調べると関連して意外な事実がみつかります。
もちろん河童だけを研究するゼミではありません。古代から近代までの日本における幅広い文献を扱い、その資料を読むなかで浮かんだ疑問点を課題とし、それについて1週間かけて調べ、翌週に発表します。毎週のゼミで新たな疑問と発見がうまれてたのしいです。屋良先生は日本史、とくに戦国時代から江戸時代を専門としています。妖怪以外にも、過去の日本のこと、とくに戦国、江戸期の日本について興味がある人に、とてもおすすめしたいです。
疑問から生み出す新たな発見
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