国際文化研究科 国際文化システム専攻(修士課程)学部・専攻科・大学院
本大学院では、さまざまな文化を理解する能力を持ち、国内外における地域課題の解決に必要な視野を持った高度の専門的職業人及び高度の研究能力を有する人材の養成に努めています。
社会人や留学生の就学環境を考慮し、昼夜開講制やセメスター(学期)制等を採用しています。
なお、中学校教諭専修免許状(英語)及び高等学校教諭専修免許状(英語及び商業)も取得できます。
特徴
- 言語文化教育研究領域 言語の特質や文化についての専門的な知識を持つ人材を育成。
琉球列島や東南アジア及び中南米諸国などの環太平洋地域及び英米における特色ある言語文化と地域文化の研究を行い、言語文化研究の専門家を養成します。
- 社会制度政策教育研究領域 政治・経済の改革や産業の在り方について政策提言できる人材を育成。
地方、国、国際社会の各レベルにおける組織の構造と機能及び制度の在り方について研究し、政治・経済・法学的な立場で政策提言ができる人材を養成します。
- 経営情報教育研究領域 情報科学を理解し実務に応用して地域経済に貢献できる人材を育成。
グローバリゼーション、情報化、福祉化が進展しつつある社会の中で高度の情報技術を有し、産業活動を文化や福祉等の視点から理解し実務に応用して地域経済に貢献できる人材を養成します。
- 観光環境教育研究領域 総合科学としての観光環境を理解し地域特性を活かした国際的提言のできる人材を育成。
総合科学と呼ばれる観光学を文化と自然環境の視点から、熱帯・亜熱帯性、海洋性、島嶼性等について観光政策的及び環境科学的に研究し、国内外で政策提言ができる人材を養成します。
ディプロマ・ポリシー卒業認定・学位授与方針
国際文化研究科は、以下の能力を身につけた大学院生に修士(国際文化)の学位を授与します。
- 豊かな教養、深い専門性、高い倫理性に支えられた高度な研究能力
- 地域社会や国際社会の課題に取り組み探求し続ける生涯学習力
- 自由な発想で課題を発見し、批判的・論理的に思考し、解決する力
- 多様な文化と視点を理解・尊重し、自らの研究成果を明晰に表現する力
学位論文評価基準
以下の項目を踏まえて総合的に評価する。
- テーマ設定
独創的で、明確な研究テーマが設定されていて、それについての仮説や目的が分かりやすく示されている。 - 既存の知見・背景の理解
信頼できる様々な情報源から、これまでに明らかにされた知見や課題を、自分が明らかにしようとしている内容に関連づけて活用している。 - 研究方法と分析の視点
複数の研究方法や分析の視点から、目的とテーマにふさわしい研究方法を用い、明確な分析の視点を示している。 - 分析
焦点に沿って研究した内容を体系的にまとめ、類似点・相違点・パターンの発見など様々な観点から検討している。 - 成果・結論
研究から明らかになったことについて整理し、専門分野の概念や枠組みを効果的に用いて、論理的に説明がなされている。
カリキュラム・ポリシー教育課程編成・実施方針
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与方針)であげた能力を育成するため、以下の方針に沿ってカリキュラムを編成します。
- 豊かな教養、深い専門性、高い倫理性に支えられた高度な研究能力を育成できるカリキュラムを編成する。
- 科目のナンバリングを行い、単位の実質化を図り、多様な教育方法を実践しながら国際基準に沿った教育を行う。
- 全ての学生を対象として、修士論文の中間評価を行うとともに、修士論文審査に合格することを修了の条件とする。
- 国際的かつ学際的な広い視野と洞察力を持って問題を解決するために、総合的・科学的に取り組むことができる高度な能力を養うことを目的として、「共通科目」および以下の各領域の「教育研究領域科目」を配置する。
- 言語文化教育研究領域
沖縄と日本に加え、環太平洋地域(アジア、中南米、北米地域)の言語と文化を探求する人材を養成するための科目等を配置する。 - 社会制度政策教育研究領域
グローバル化、情報化が進展する国内・国際社会において、広い視野と洞察力を持って問題を解決する人材を養成するための科目等を配置する。 - 経営情報教育研究領域
グローバルな立場から地域社会や国際社会の問題を俯瞰的・客観的に分析し、地域の経済、産業、情報化を担う人材を養成するための科目等を配置する。 - 観光環境教育研究領域
観光に関する学術的な研究を通じて、沖縄をはじめとする諸地域が直面する問題に総合的かつ科学的に取り組む人材を養成するための科目等を配置する。
担当教員
職名 | 氏名 | 主な担当科目 | |
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言語文化教育研究領域 | 教授 | 嘉納 英明 | 教育学特論 |
教授 | 渡慶次 正則 | 英語教育評価特論 | |
教授 | 小番 達 | 日本古典文学特論 | |
教授 | 小嶋 洋輔 | 日本近代文学特論 | |
教授 | ノーマン・フィーウェル | 英語教授法特論Ⅰ | |
教授 | 照屋 理 | 琉球文学特論 | |
教授 | 坪井 祐司 | 東南アジア文化特論 | |
特任教授 | 住江 淳司 | 中南米文化特論 | |
上級准教授 | 屋良 健一郎 | 日本史特論 | |
上級准教授 | メーガン・クックルマン | アメリカ詩特論 | |
准教授 | 上原 なつき | 異文化接触特論 | |
准教授 | 麻生 玲子 | 地域言語学特論 | |
准教授 | 林 智昭 | 言語学特論Ⅰ | |
社会制度政策教育研究領域 | 教授 | 高嶺 司 | 国際政治特論Ⅰ |
教授 | 大城 渡 | 公法学特論 | |
上級准教授 | 宮城 敏郎 | 地域開発政策特論 | |
経営情報教育研究領域 | 教授 | 宮平 栄治 | 産業組織特論 |
教授 | 金城 亮 | 小集団心理学特論 | |
教授 | 木村 堅一 | 社会心理学特論 | |
教授 | 仲尾次 洋子 | 会計学特論 | |
教授 | 林 優子 | 経営戦略特論 | |
教授 | 中里 収 | 情報交流特論 | |
教授 | 田邊 勝義 | 経営活動情報特論 | |
教授 | 鈴木 大作 | 情報・通信技術特論 | |
上級准教授 | 太田 佐栄子 | 経営活動情報特論 | |
准教授 | 水山 克 | 経営活動情報特論 | |
准教授 | 島 康貴 | 情報知能特論 | |
観光環境教育研究領域 | 教授 | 新垣 裕治 | エコツーリズム特論 |
教授 | 田代 豊 | 環境科学特論 | |
教授 | 大谷 健太郎 | 観光開発特論 | |
教授 | 東恩納 盛雄 |
ホテル実務特論 |
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上級准教授 | 許 点淑 | 観光文化特論 | |
准教授 | 上原 明 | 観光調査法特論 |
研究生(国際文化研究科国際文化システム専攻)
名桜大学大学院国際文化研究科国際文化システム専攻(修士課程)(以下、研究科(修士課程)という。)において、特定の専門事項について研究することを志願する者は、次のとおり出願してください。
※大学院生とは異なります。学位の取得はできません。大学院の入試情報は → コチラ
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